Vol.6 合同曲「逝く夏の歌」の紹介
- 合唱団 ぬっく
- 4月25日
- 読了時間: 1分

⭐️「逝く夏の歌」ってどんな曲?
この詩は、中原中也の生前に唯一刊行された詩集『山羊の歌』(1934年)に所収されています。ダダイズムに影響を受けた退廃的な空気をまといながらも、どこか懐かしさを感じさせる言葉が並びます。今回の曲では、あえて第三連のみを抜粋することで、詩のもつノスタルジックな側面がいっそう際立つように工夫されています。
⭐️指揮者の推しポイントは?
この曲は、明るさを帯びながらも、ふとした瞬間ににじむ寂しさが大きな魅力です。特に17小節以降のヴォカリーズでは、軽やかなリズムの中にふっと現れる陰影が、詩に込められたかすかな不安や静かな諦念と重なり、短いながらも深い余韻を残します。
⭐️指揮者から一言(選曲理由や意気込みなど)
そうなそ単独ステージとのつながりも意識して、この作品を選びました。山口を代表する詩人 中原中也の世界を、皆でじっくりと味わいましょう!
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